大泉洋リサイタル

 

2024年も明けておりましたね。お久しぶりです。

さて、タイトルのとおり、「大泉洋リサイタル」の感想を綴っていきます。私は大阪公演2日目と武道館のライブビューイングに参加しました。大阪と武道館との違いなんかも織りまぜて書いていこうと思います。もちろんネタバレありです。

 

まず、全公演通してセットリストが変わるということを知らないので大阪でなに歌ったかとかあんまり覚える気がなかったんです。他の公演も一緒だろうなぁとタカをくくってました。ところがどっこい、大阪公演というのは、年始に起こった石川の大地震の1週間後にありまして、お客様の中に石川から来られてた方もおりました。宮城公演(12月)から大阪公演までに洋ちゃんも紅白とか紅白とか忙しかったと思います。その中に石川の地震。これを受けて、洋ちゃんは大阪公演で「見上げてごらん春の空を」を歌ってくださいました。きっと急なことだったと思います。ステージの大画面にはずっとその場で歌う洋ちゃんが映されていました。VTR的なものの用意を出来ないほど急いでこの曲を歌うことにしてくれたのだと思います。「舞台(下荒井兄弟の、スプリング、ハズ、カム。)では、最後まで歌うことが出来ないこの歌ですが、初めて最後まで歌いたいと思います(ニュアンス)」と。大阪公演まで参加していたギターの方の弾き語りでのこの歌。最高でした。

さて、武道館でのMCで言ってた「大阪はおっさんが多い」ですが、これ大阪公演2日目にはもうMCで話していました。昨日のことを次の日に話すほどの衝撃だったんですね、前列におっさんが多いというのは。笑 ちなみに、「今日もおっさん多いな!大阪はあれかい、おっさんが多いのか?」wwwwそうしましたら方々から野太い声で「洋ちゃーん!」と。楽しかった笑

武道館でのMCで、「北海道は年配の方が多い」って聞いた瞬間に、やっぱり昔から洋ちゃんを知ってる方が多いから年配の方が多いんだろうなぁとほっこりしました。

セトリが違うという話なんですけど、大阪は「見上げてごらん春の空を」がありました。宮城ではクリスマス時期だったこともあって、どれだか分かりませんがクリスマスソングを歌ったそうですね。福岡は分かりませんが、札幌ではなんと「手漕ぎボートは海を越えて」を、ミスターも出てきたとか!やっぱり故郷はすげぇや。ちなみに函館市長からのお花もあったとか。札幌なのに函館から…(兄ちゃん)すげぇ。

となるとですね、武道館は違いすぎました。まずスタートが「TOKIO」だなんて聞いてない(それはそう)。あの3Dフィギュアのマント姿で出てくるとは思わなかった。カッコ良かったなぁ。手漕ぎボートも歌ってた。「見上げてごらん春の空を」は歌ってなかった。これ大阪公演かなり貴重だったのかもしれない。武道館限定の曲を歌うぜー!って言って歌ったのが「Man In The Mirror」(マイケルジャクソン)。いやもうモノマネでしか聞いたことないそれをww最初こそ笑ったし例の「アドワンニャン」聞いても笑ったし連発する「FOO」も笑ったけど、結局聞かせてくるからすごいのよ。ふわふわした白いジャケットも良かった。

あと、メインである「どうでしょう軍団(ディレクター陣)による大泉さんのトイレタイムVTR」。安定のどうでしょうスタイルで面白い。普通に面白いんだけど、この最初のVTRのあとに歌うのが「自動車ショー歌」なのが天才すぎる。藩士であれば「おおおぉ明石海峡大橋が見える!!」だし、洋ちゃんの歌を知らん人でもこれは知ってるであろう曲だし、これで一気に会場がさらに盛り上がったもの。そのあとは懐かしの昭和ソングが続くので、1人たりとも置いてかないぜというのがひしひしと伝わった。

 

「ハナ~僕とじいちゃんと」ですが、大阪公演は普通に歌ってました。私たち観客にも歌わせてくれました。武道館は違いましたね。洋ちゃんを知る人であれば、あの人が楽器を演奏するところなんて見たことがないんですね。なのにピアノが出てきてそこに座る。「???そんなまさか?」と思ってたらおもむろに弾いた洋ちゃんですが、手がもつれてしまうハプニング。「練習では1回も失敗しなかったのに」と本人も後々言っておりましたが、ここぞというときに手が思うように動かなかったのは、ものすごく焦っただろうなと。ライビュで見ておりましたら、洋ちゃんの手がすごく震えていまして、あのときだけは武道館でも各ライビュ会場でも、全国から洋ちゃんにエールを送っていたと思います。固唾を飲み、洋ちゃんなら出来ると信じて画面を見るしか出来ませんでした。そしてやはり大泉洋という方はすごい。結局弾けちゃうんだもの。7回くらい手が上手いこと動かなかったということですが、そのあとは最後まで弾いて歌ってさすがです。両手で弾くだけでも難しいのにそこに歌も乗せる。並大抵の努力じゃないです。「京都の撮影してホテルに帰ってピアノの練習。YOSHIKIかという生活」をするぐらいの努力を。洋ちゃんは相当に悔しいと思いますが、なんでもこなせるサイボーグじゃなくて、焦りや戸惑いの感情もある私たちと同じ人間だということに親近感を覚えましたし、あのプレッシャーの中、最後はちゃんと弾くことが出来る素晴らしさを目の当たりに出来たことが本当に幸せです。「ピアノでハナを弾き語りしたらファンの皆が喜ぶかなって思ったのに」というファン想いなところも好きです。ありがたい…。

最後の最後はマイクなしで「ありがとうございました」って言ってて「舞台役者の声量だ~~!」と感動してました。(残念ながらライビュ会場では聞こえなかったですが)

本当びっくりするほど楽しかったです。ご両親とみっちゃんの新エピソードも聞けたし、福山先生の話題も出たり、歌は上手いし脚は長いし話は面白いしピアノ上手くいかなくてヒンヒンしてるのも愛らしい。生の洋ちゃんというのは大変魅力的でしたね。いやあーー、出来る範囲でいいから円盤化してほしいですね。

最高に楽しかったです!洋ちゃんお疲れ様でした!ありがとうございました!!!

 

 

「4A.M.」と「眠くなっちゃった」

 

どうもどうも。久しぶりの更新ではないので冒頭の挨拶に戸惑いました。

というわけで、タイトルの通り、ふたつの舞台の感想をザッと綴ります。

「4A.M.」は9月末に札幌で、「眠くなっちゃった」はつい先日兵庫で観劇しました。※眠くなっちゃったに関しては観劇予定の人はネタバレ注意。

このふたつの共通点は、原作がケラさん。

・4A.M.

南と北に別れた国の北側(比較的安全?)の、とある家での数日間の出来事。どこか遠くの国という印象で、わりと現実的でもある。ひとつファンタジー要素があるとすると「赤い玉」。動物や人が亡くなったりするとその赤い玉がだんだんと大きくなる。終盤、アイザック(エレキさん)がサニー(美乃さん)が自殺しようとするのを止めようとして撃たれてしまい、瀕死になったときにこの謎の赤い玉が役に立つ。ソファに寝そべるアイザックをよそに、赤い玉に向かってお経のようなものを唱えるサニー。あとの3人はその回りを謎の踊りをしながら回る。(この踊りが日替わりで美乃さん発のアドリブっていうのが面白い)そうすると、アイザックが生き返るっていう。比較的現実味のあるお話だけに、チラチラと得体の知れないその赤い玉はなんなんだろうかと序盤は思ってたけど、この赤い玉のおかげでひとりの命が助かるというのはなんなんだ、とやはり不思議な気持ちになる。タイトルの「4A.M.」、舞台の時間軸がだいたい夜中で、話し合いをするには夜中はネガティブなことばかり思ってしまうから夜が明けてからにしよう、なんて話が出てくるんだけど、「4A.M.」この時間は果たして夜中なのか明け方なのか、その境目みたいな時間でこのお話は終わるので、その後の5人はどうなっていくのかなぁと考えたりしましたね。ちなみに、お話は結構深刻なんだけど、小さな笑いが散りばめられているので、私の感覚ではあまり重たく感じなかった。本当にただただ面白かったなぁーという感想。

 

・眠くなっちゃった

こちらもお話は深刻。遠い未来のどこかの国のお話で、人々は管理局から監視されながら生活を送ってる。そして管理局で気温を上げたり下げたりされて人間以外の生き物はことごとく人間に食べられるというもの。時には人間の肉さえも…。役者さんたちのお顔も白塗りなのは、そういう環境から顔も白くなるんだろうなぁと思った次第。ノーラ(緒川たまきさん)が主人公で、夫ヨルコ(音尾さん)に「少し眠ったらどうだ?」と言われても過去のトラウマ(犯罪歴)から寝るたびに悪夢を見るので「眠りたくない」と言う。ちなみにこのヨルコさん、実はとうに亡くなっててヨルコさんのカセットを入れたロボットだったりする。そのヨルコさんロボットも回収されてしまうんだが、その少し前にリュリュ(北村有起哉さん)とノーラが出会う。このリュリュは管理局の人間なのだけど、監視対象であるノーラに徐々に惹かれてしまって遂にはノーラと一緒に逃げることになる。ではノーラはなにに追われてるかというと、管理局と大物歌手のボルトーヴォリ(篠井英介さん)。この歌手は管理局の偉い人の義理の息子で、人々の記憶を吸ってそれを歌詞にしているという人。なのでここ最近は一部の記憶を失う人や記憶丸ごと取られて亡くなってしまう人などの事件が頻発してるとのこと。

最終的にノーラとリュリュはそれぞれ捕まってしまってリュリュは処刑、ノーラは管理局からボルトーヴォリの元へ引き渡されて記憶を丸ごと取られる。ノーラの記憶を丸ごと取ってそれを吸ったボルトーヴォリはというと、ノーラの記憶がえげつなさすぎてその記憶に耐えきれずに死んでしまう。ノーラの過去はそれほど多くのトラウマを抱えていたということ。

記憶を丸ごと取られたノーラは海辺の波打ち際にひとり座っており、ぼんやりとしている。そこに、リュリュがやって来て後ろからノーラを抱きしめる。生きているときにはノーラに言わなかった言葉「愛してる」と言うも、ノーラは記憶を丸ごと取られているのでリュリュのことも知らないのである。「あなたそんなに私のことが好きなのね」なんて言うノーラ。そして、「なんだか、眠くなっちゃった」と。生きている間は悪夢を見るから寝たくないと言っていたノーラが、記憶を全て取られたことにより、なんのトラウマもなく素直に「眠くなっちゃった」と言える。これは良いことなのか。ゆっくりと眠れるというのはノーラにとっては幸せなのかもしれない。リュリュという自分を愛してくれる人の腕の中で。そのふたりの頭上から雪が降っている。これでこの舞台の幕が降りる。ラストシーンがめちゃくちゃキレイなんだ。

この舞台は本当にプロジェクションマッピング(だと思う)がすごいのよ。2階席からも楽しめる仕様になってて素晴らしかった。ゆえに映像で見るとどんな感じなのかなぁというのも気になる。

ふたつとも、同じケラさん原作だけど、出演者の数も違えば時代も国も劇場の規模も違うけど、どちらとも本当に良かった。そしてどちらとも小さな笑いが散りばめられてる。それが救いになってるのかも。あとはあっという間に終わってしまった感覚。

(4A.M.に関しては1ヶ月経ってしまったので短文になってしまいましたが。)

どちらの作品も見れて本当に良かった。

私の今年の観劇はこれでおしまいだと思うので、いい観劇納めでした。

 

今回はこれにて!

 

 

のと☆えれき飲み会 2023

 

 

お久しぶりです。この前見た舞台の感想を書けておりませんが、タイトルの話題を綴ります。

ちょうど1週間前に札幌にて、のとえれきのおふたりによる飲み会が行われました。それによると、道外勢は11名参加したとのこと(私も含む)。

おふたりはいつもこう言う。

「ただの飲み会だ」と。

本当にただの飲み会。私は前回(コロナ禍前)に1度参加しているので重々承知である。

私の環境として前回と違うのは、この数年で多くのTAO(のとえれきファンの総称)と知り合いお会いしていることである。参加者の9割を知っているという状況。とてつもない。

おかげさまで、皆さんと楽しくお話したり、のとえれきのおふたりとツーショットなんて撮ってもらったり、お話もしたり、恒例のじゃんけん大会もあったり。猛烈に楽しかった。誰となにを話したかなんてほとんど覚えてないのだけど楽しかった。

後悔があるとするならば、己のスマホのカメラがダメダメだったことと、化粧品(主にメイクアップ用)を全て忘れて来たことぐらいである。

能登さんともエレキさんともお話出来てこの上ない幸せなのだが、本当になにを話したんだか覚えてないのも悔やまれる。まぁでも飲み会ってそんなところだよなぁ、なんて。

 

それはさておき、私は昨年に「ダブリンの鐘つきカビ人間」のカビ人間(エレキさん)がかぶっていた帽子に似た帽子を買っているのです。(自己満足)
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これを飲み会当日もかぶって来まして、飲み会中はもちろん脱いでいたのだが、帰りの準備中に「あ!!これエレキさんにかぶってもらおう!」なんて思い立ち、勢いに任せてエレキさんにかぶってもらったのである。そのお写真も撮らせてもらい、返してもらおうとしたところ、その帽子を両手で持ち、私の頭にかぶせてくださったのである。音を付けるならば「ぽふっ」という感じ。

 

……!?

 

かぶせてもらったときは、狼狽えながらもお礼を言ってそそくさと離れたような気がするのだが、あまり記憶がない。離れたあとに今起こったことを反芻したとき、ものすごいことをされたのでは、と大いにドキッとしたものである。

 

とまぁ最後にとんでもないことをぶちかまされたわけですが(言い方)、めちゃくちゃ楽しかった。楽しかった、これしか言葉が出てこないのである。

そんな飲み会から早1週間。既にロスである。ついでに言うと、今年最後の札幌遠征でもありました。年に1回はのとえれき飲み会を開催するぞ、なんておふたりは宣言されておりましたので、また来年に期待したいと思います。次回も楽しみだなぁ!

 

今回はこれにて。

 

 

オーベルジュ・ド・ダブルブッキング 感想

 

お久しぶりです。

さて、先日またしても札幌にて舞台を観劇して参りましたので、その感想を綴ります。

yhs25周年記念公演「オーベルジュ・ド・ダブルブッキング」を見てきました。

 

お話としては、北海道のとある山奥にあるオーベルジュアンビエント」に、2組のお客様がくるんだけど、1組の予約しか受けていなかったというダブルブッキングが起こる。そしてこのオーベルジュアンビエント」は実は暗殺協会の拠点であるというもの。その事実を知らない2代目オーナーと先に「アンビエント」に来た皆本夫妻。そして暗殺協会の事実を知る先代オーナー時代から働くスタッフたちと、その暗殺協会の代表を狙いに来たもう1組のお客様である宮西夫妻(偽)。

ただのダブルブッキングではなく、暗殺協会の事実を知る者と知らない者が存在するこの状況は果たしてどうなるのか!

みたいな。

 

本当にテンポが良くて、時折吉本新喜劇を彷彿とさせるような場面もいくつかあり、笑いをこらえることが出来なかった。皆さんキレキレだったからねぇ。そして、それぞれにキャラがしっかりしてるので、せっかくなのでキャラごとの感想を綴ってみようかと思います。順番は適当に思いついた順です、悪しからず。(一部ダブルキャスト)

 

若槻さん(櫻井さん)

オーベルジュアンビエント」の2代目オーナー。絶妙に「ああ、今まで定職に就いてなかったんだなぁ」というのが風貌というか纏うオーラからも感じられた。慣れない仕事、なんとなく自分は嫌われてるという気持ちから「辞めたいぃぃ」ってなるのもよく分かる。その動きが面白すぎたけど。焦るとありもしないことを口走るけど、今回のこのお話に関してはそれがなんだか上手いことピースが合わさって危機を乗り越えた感がある。最後に「銃とか撃ってみたいです~」「カッコいいじゃないですか~」とか言うあたりが中二病こじらせてるしこのオーナーやっぱり不安だなぁなんて思ったりもした。笑

 

児玉さん(エレキさん)

このオーベルジュアンビエント」での一番の古株であり、暗殺協会の重鎮。基本的にずっと真顔で姿勢も良くてピシッとしてるしオーナーのことも全肯定なんだけど、その真顔と言い方の圧が強すぎて怖がられてるのが面白い。途中でぎっくり腰になるときもカッコ良いまま片膝立てて背筋は伸ばしたまま固まってるので最初なにが起こってるのか全く分からなかったけど、そのポーズでぎっくり腰になってると分かったときの面白さは半端なかった。カッコ良すぎるんよ…。そして、後半普通に殺陣がカッコ良かった。よくあの近さで振り回される凶器を避けられるもんだなぁ。見てるこちらがすごくハラハラしてしまった。ちなみに、あまりにもぎっくり腰が辛そうに見えたので「エレキさん腰大丈夫かな…」と中の人とごっちゃになってしまったほど。

 

宮西夫妻(深浦さん&長さん)

お客様のフリをした暗殺者。夫婦に偽装して来店。主に長さん演じる蛍が児玉さんを暗殺することに執念を燃やしている。深浦さんの第一声が大きすぎてびっくりした。蛍の車椅子さばき(?)が本当に車椅子使ってる人の動きですごかった。貴浩(深浦さん)はそんな蛍に振り回されつつも、ダブルブッキングされたことにちゃんと納得出来る理由を求めたりと結構カタギな感じ。皆本さんに「バレてるよ~」って言われた時の狼狽っぷりがすごい好き。

 

西納さん(小島さん)

オーベルジュアンビエント」のスタッフ(事務員)。知的な見た目通り、きっちり仕事も出来るけど、結構キツめの口調で不平不満を口にするのがギャップ。ぎっくり腰になった児玉さんを連れていくときに「おじいちゃん歩けてるよ~」とか言ってるのがサイコーだった。おじいちゃん呼ばわり…笑 最後の方で自身のコレクションのひとつである空砲?みたいなのをぶっ放してたのも大変良かった。

 

皆本夫妻(A.丹治さん&青木さん B.能登さん&岩渕さん)

銀婚式記念にこのオーベルジュアンビエント」に来店したお客様。25年前に先代オーナーに銀婚記念に来られませんか?と提案されて、本当に25年後に来店された。主に食事を楽しんでいるのでセリフも少なめだが、その分めちゃくちゃ酔っぱらってる。千鳥足の能登さんに、目が座ったタイプの酔っ払いの丹治さん。Bチームの夫妻はお互い陽気でテンションも同じでかなり仲良さそう。Aチームの夫妻は奥さん(青木さん)最初こそおしとやかなんだけど、酔ってくるとめちゃくちゃ声あげて笑ってた。いろんな酔っ払いを見れて楽しかったなぁ。旦那さんの過去の話(字幕ver)、声になってる言葉と字幕の意味がもしかしたら真逆になってたりするのでは…?と観劇後に思ったけど時すでに遅し。確認出来なかったし観劇中は分からなかったなぁ。そこちょっと気になるね。能登さんファンとしては、酔っ払い能登さんは終始可愛かった。

 

長嶋くん(A.ひろぴぃさん B.まっす~さん)

オーベルジュアンビエント」のスタッフ。オーナーの教育係でもあるかな。なんにも出来なさすぎるオーナーに言葉使いは丁寧だけど腹立ちまくってるのがよく分かる。まっす~さんの目玉飛び出しながらオーナーのこと睨んでるのがものすごかった。ひろぴぃさんの方がわりと優しい雰囲気出てたけど、やっぱりオーナーのことは嫌いそう笑

 

南田さん(A.曽我さん B.国門さん)

オーベルジュアンビエント」の天才シェフ。国門さんの方はかなりミステリアスな感じ。曽我さんの方はあっけらかんとして飄々としてた印象。料理だけじゃなくて過去には宮西夫妻と同じく児玉さんを暗殺しようとしただけあっていろんな細工も出来る器用な人物。その腕を買われて児玉さんからここで働かないかと言われて働いてるけど、暗殺されかかってスカウトする児玉さんもどうかしてる…笑

 

真賀さん(A.岩杉さん B.最上さん)

水道屋さん、ならぬ死体処理係。死体処理に来ただけなのにこの騒動に巻き込まれるから一番大変だった人物。もがさんの方はやっぱりカッコ良くて、岩杉さんは初めて見たんだけどすごいかわいらしかった。ぴょんって片足あげたりしてた。

 

鷲田3兄弟(A.アルトさん B.氏次さん)

クレーマー。暗殺される人物。料理に虫(ニセモノG)混入してるとかイチャモン付けるけど、口直しの飲み物サングリアをもらったときに、氏次さんは「え、やだぁ。ほんとにぃ~」ってオネエ口調でめちゃくちゃ喜んでた。笑 そのあとはほぼ死体役。なのにどうしてそんなに面白いんだか。ずり落ちていくのはジワジワ面白かった。

 

このニセモノGを児玉さん1回胸元の内ポケットにしまうんだけど、それ見たときに「あ、これ絶対最後にオチで使われるやつ」と察してたのに、いざオチとして使われるときにはニセモノGの存在とかすっかり忘れてて「あーーーそれーーー!!」ってなった。悔しい~笑

 

円盤化もされるようなので、また発売されたら見直したいなと思います。ワンデイゲストの皆さんの分も全部見てみたいけど、どうなんだろうか。

いやぁ本当に面白かった!久しぶりに小樽にも行ったりしたし、暑いとはいえ比較的過ごしやすかったのでいい夏休みを満喫出来ました。フォロワーさんにもお会い出来たしなによりのとえれきのおふたりにご挨拶も出来たし大満足です。

yhs25周年、本当におめでとうございます!!

 

今回はこれにて!

 

 

4月末から7月までに観劇した作品。

 

 

お久しぶりです。何ヵ月ぶりだろうか。その間に、5つの舞台を見ていました。我ながらびっくり…。それぞれの詳細な感想はまた書けるときがあれば書くとして、ひとまず羅列します。

●煙が目にしみる(in札幌)4月

●幾つの大罪~How many sins are there?~(in大阪)4月

●ART(in大阪)6月

●韓国新人劇作家シリーズ第7弾(in東京)7月

●札幌演劇シーズン2023夏「黄昏ジャイグルデイバ」(in札幌)7月

 

「煙が目にしみる」を見た翌々日に大阪で「幾つの大罪」見てるの、強行が過ぎるんだよなぁと我ながら思ってしまいましたね。

「ART」に関しては3年振りの再演!やはりこれは複数回見て正解だった。ようやく3年前に見たものの答え合わせが出来た気がするし、理解度も上がった気がする。

そしてとても久々に東京にも遠征しまして。新幹線の車内チャイム「AMBITIOUS JAPAN!」を聞き納めることが出来ました。あれめちゃくちゃ好きだったんだよなぁ。

私の感覚がおかしくなってるんだけど、煙が~からジャイグルデイバまで3ヵ月もあいてたのかぁと思ってしまってね。これも結構短いスパンなんだけどなぁ。バグってる。季節が大きく変わってましたね。

あまりにも溜め込みすぎたのでザッとまとめました。まだ今年も色々観劇する予定ですので、ちゃんと感想書きたいなぁとは思うのだけどね。

 

今回はこれにて!

 

 

ミュージカル ジキル&ハイド 感想

 

お久しぶりです。

 

先日、梅田にて「ジキル&ハイド」を観劇してきました。今年初観劇。

昨年の鎌倉殿からすっかり柿澤さんが気になっているので、その柿澤さんバージョンの方を見てきました。その感想を綴っていこうかと思います。ネタバレあり。

 

 

 

 

舞台ってだいたいなにかしら笑いどころがあるもんだと勝手に思ってたんですけど、ジキハイに関しては本当にあの1回しかなかったなぁというところ。それも結構地味に。

以下話のあらすじ。間違えてるところもあるかもですがご容赦を。

 

人の中に渦巻く「善」と「悪」の感情。その感情の「悪」だけを取り除くことが出来れば戦争も小さな諍いも起こらなくなるのではないかと考え、「悪」を取り除く薬を研究しているのがジキル博士。その試験のために、終末期患者のひとりに試させてもらえないだろうかと議会でお偉いさん方に訴える。が、もちろん全く相手にしてもらえず。「神への冒涜だ」などと言われる始末。

散々な思いで婚約者エマとの婚約パーティーへと赴くジキル。エマと友人のジョンはジキルの研究の良き理解者。婚約パーティーも終わり、ジョンはいまだに議会の結果にガッカリしているジキルを「気晴らしに」ということで売春宿に連れていく。婚約者がいるので乗り気ではないジキルだが、そこでひとりの売春婦に出会う。それがルーシー。ルーシーと何気ない会話をしてなにかを閃いたジキルは早々と帰ってしまう。

その夜、誰にも話さず、その「悪」を取り除く薬を自分で飲み、試すことにしたジキル。そこから全てが狂い出す。

 

このジキハイの代表曲?的な「時が来た」はどんなときに歌うんかなぁと思ってたんですけど、この曲から地獄が始まるみたいなところがありましたね。ジキルとハイド。これの演じ分けがすごすぎましたね、柿澤さん。ジキルは普通の、優しさ成分多めの(思考はちょっとアレだけど)人物。に対してハイドはもう見た目からヤバい。簡単に言うと晩年の某マイケルみたいに見えました()

見た目もだけど、まず声が違いすぎてびっくりしますね。100歩譲って喋り声が違うのは分かる、しかしこれはミュージカル。つまり歌がある。何故その歌声まで違うのだ…??歌声ってなかなか変えられないイメージがあるので脳がバグった。後半にジキルとハイドが交互に歌う(「対決」って曲かな?)のがあるんだけど、本当に瞬時に声が変わるので驚くと同時に、どっちの声のときにどっちの役なのか混乱しないのかしらと思いました。(私は混乱しました)

これに叔父上(真田丸)こと栗原さんも出てらしたんだけど、これぞまさに「英国紳士」って感じでカッコ良すぎましたね。調略も文官もワイン作りも英国紳士にもなれるだなんて強すぎる…(真田丸、鎌倉殿、札幌のラジオドラマ、ジキハイ)

 

話としては最後どうなったの、っていうと、婚約パーティーの2か月後?ぐらいに結婚パーティーがあるんだけど、その頃のジキルは、薬でジキルとハイドを行き来(?)して体調も悪くしてたけど、なんとかハイドの人格を抑えることに成功してた。けれどそのパーティー中にハイドの人格が出てきてしまう。挙げ句婚約者のエマに手をかけたところを友人のジョンに撃たれて絶命する。「自由にしてくれ…」って言いながら。エマの腕の中で。

こんな地獄があるか?と思ったよ。

ポスターのキャッチコピーに「愛か、破滅か」って書かれてて、「破滅やん…」ってなってしまった。でもある意味「愛」もあったよなぁ、と。ジキルとハイドを行き来して、どうしようもなくなって、そんなときに撃たれたのはジキルにとってもハイドにとってもこの苦しみから解放されたようなものだよなぁと思うと切なくなるばかりでした。

話は細かいことを突き詰めるとツッコミどころも結構あるんだけど、もう本当にずっとヒヤヒヤしながら見てました。結末にしても、「なるほど、そうなるしかないよなぁ」と納得しました。

あとはやっぱり皆さんの抜群の歌唱力に楽しませてもらったり、胸にグッと来るものがあったりと忙しかったです。劇場で生で聞く抜群の歌って最高だな!!!!と思いました。

本当に見れて良かったです!!チケット買うのためらってたけど、買った私もグッジョブでした。ミュージカル楽しい!!ミュージカルへの苦手意識が完全になくなりました。

素晴らしいものをありがとうございました!

 

 

今回はこれにて。

 

 

 

わんころ

 

お久しぶりです、というか2023年始まってから3ヵ月経ってましたね。早いものです。

 

タイトルの「わんころ」とは我が家で飼ってた愛犬のことです。名前じゃないです。

そのわんころが先月頭に亡くなりました。17歳半でした。私と弟に関しては、人生の2/3をこの愛犬と過ごしてきたので大きな穴が空いたような気持ちです。弟が結構やられていました。私はというと、「いよいよか」という覚悟のようなものも、うっすらありましたし、写真も結構撮ってたのでなんとか。

とはいえ、写真は昨年の夏に撮ったものが最後だったようです。犬の写真というのは撮るのが難しいものです。

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これが最後の写真。床に落ちてるわんころ。かわいい。

最期のときは、私は仕事に行く直前で見守ることが出来ました。そのあとは市役所のHPにある案内通りにするよう、その日休みだった弟に頼みました。

亡くなってからすぐは、無意識に床を見つめてしまいました。そのあたりをちょこちょこ歩いていたから、癖ですね。大きな病気になることもなく、老衰かなぁという感じです。17歳半。大往生です。

 

近頃は安易な気持ちで動物を飼う者もいるみたいですが、本気でやめてほしい。昔とは違い、犬猫たちの寿命も伸びています。現に愛犬は17年生きました。飼い主である祖母もここまで長く生きるとは思っていなかったようです。20年、その動物の面倒を見れるのか?エサ代だけじゃないぞ?毎日の散歩、定期的なトリミング、体調が悪ければ通院などなど。老犬になると排泄するのにトイレまで間に合わないのでオムツをしないといけなくなる。メスの場合は若い頃だと生理があるので血がポタポタ落ちる。そして子犬を増やさないのであれば去勢手術をしないといけない。

私たちはほぼ愛でてただけですが、しっかり世話をしてた祖母は大変だったろうなと同時にそれが生き甲斐だったんだなぁと思います。

 

人に限らず生死というのは時間しか解決しないなぁとここ数年思い知らされています。

 

 

ちなみに今年はまだ舞台を見ておりません。4月にようやく観劇する予定。ふたつも。楽しみだ。

 

今回はこれにて。