虹と雪、慟哭のカッコウ SAPPORO'72

 

2月21日に観劇しました。

「虹と雪、慟哭のカッコウ

 

これもまたあらすじを綴っていこうと思いますが、ネタバレもありますし、下手するとあらすじだけで終わってしまう可能性もあります。感想はまた次の更新の時にでも…。

以下私の記憶の限りの大まかなお話のあらすじです。

 

 

 

舞台は1972年の札幌のとある精神病院。そこに1人の男が新たに入院することになる。その名は金子タケシ(斎藤歩さん)。病院には6人の患者がいる。

病院の規則に厳しい婦長の元、日々その規則通りに過ごしていた6人の患者だが、金子の登場で少しずつ変わっていく。

札幌オリンピックをTVで見たいから就寝時間を遅くしろ、どんちゃん騒ぎをするなど婦長の逆鱗に触れることを山ほどしてしまう。そんなとき、1人の患者が暴れ、電気を流す治療を施される(電気ショック)。最悪は脳みそをちょん切られるという。そうなると喋ることも出来ず、思考も持たなくなってしまう。患者たちはそれが怖くて婦長の言う通りに過ごしていたのである。しかし金子と関わることで徐々にタガが外れる患者たち。

ある日の夜中、金子が連れてきた女友達のハル(小橋亜樹さん)に好意を抱いた患者の1人・ツトム(水津聡さん)。

また後日にも再びハルを連れてくる金子。他の患者もいる中、金子に「男にしてもらえ」とそそのかされるツトム。そして2人はツトムの部屋へ消えるのだが、その騒ぎに気付き駆けつける婦長たち。男性看護婦(呼称ド忘れ)はすぐにツトムの部屋へ行き、パンツ一丁のままのツトムを皆がいる談話室へ連れてくる。患者たちはツトムに激励の言葉をかけるが、婦長から明日にでもツトムは退院出来る予定だったのに、と伝えられる。しかし今回のことはツトムの母親へ報告させてもらうということになる。

そのショックで部屋に戻り自殺してしまうツトム。その後戻ってきた婦長は金子に「あなたが殺したんですよ」と言い放つ。一瞬の間があり、しかし次の瞬間金子は婦長の首を絞めようとする。もちろん回りに取り押さえられ、また通常の日々が始まるがそこにツトムと金子の姿はない。

2人が長い間いないことで少し意気消沈している患者たちの前に婦長がやってきて、明日に金子が戻ってくることを知らされ、喜ぶ患者たち。早々に就寝に就く。ただ1人、チカラ(納谷真大さん)という患者は金子が来るのを待っていた。

チカラは耳が聞こえず、喋ることが出来ないと思われているが金子にだけは全て打ち明けていた。

そこに戻ってきた金子は車椅子に座り、呆けた顔をしている。

以前、病院を囲む鉄格子に自由の象徴の女神像を持って、それを投げつけてぶち破ろうとしたことがある金子。像は到底持ち上げることは出来なかったがーー。

そのときのような脱出を試みようと、意気揚々とした金子の姿は完全に消えていた。

様子がおかしいと思ったチカラは金子がかぶっていた帽子を取った。そこには脳の手術をした痕があった。

ーー脳をちょん切られたーー

すぐにそう悟ったチカラ。こんな金子は他の患者に見せられない、見たくなかった、どう思ったのかは不明だが、そんな金子を窒息死させるチカラ。

その後、到底人が持ち上げられない女神像を持ち上げ、泣き叫ぶように声を出し、その像を鉄格子に投げつけ、なぎ倒す。

そしてチカラは病院を去る。雪がしんしんと降り積もる中。

 

 

…長い。長すぎる。ちなみに1回しか見てないのでおかしなところがあるかもですがお許しを。しかしながら1回見ただけでこの記憶力は褒めてほしいところですね(うるさい)。またしても見た人なら分かるかなというようなまとまり方で。ちょっと小説風に書いてるのも腹立ちますね(自分で言うか)。

やはり長くなりすぎたので、カッコウの感想は次の更新で綴ろうと思います。

それでは、これにて。