ほぼ半年ぶりに更新。お久しぶりです。
さて、札幌にて「12人の怒れる男」を観劇してきました。フォロワーさん方から「12人はいいぞ」と聞いていたその「12人の怒れる男」がいよいよ見られるぞ!と。推しも出るぞ!ということで、初観劇してきました。
その前に、映画版の「12人の怒れる男」も事前に見ておき、「いや検事(警察)と弁護士がちゃんと仕事してたらこの12人の人たちはこんなに怒ることなかったのに」という感想を踏まえた上での観劇となりました。(それを言っちゃあ)
今回、一部Wキャスト制ではありましたが、私が観劇出来たのは1パターンでのキャストでした。ですので他キャストとの見比べが出来なかったことだけは悔やまれます。そのあたりは観劇された方々にお話を聞きたい所存です。
せっかくブログなので、例によってそれぞれの人物についての感想を綴ろうかと思います。(役者名敬称略)
※本当に個人的な感想でして、普通に悪口書いてるのでご容赦ください。嫌な人物に対して口が悪すぎていけねえ。
1号(能登英輔)
陪審員長。比較的穏便に事を進めようとしてるけど、10号に進行のやり方を腐されてブチギレてたけど、あれはブチギレるよなぁ…。「投票しましょう」て言っただけで「ガキみたいなことすんな」とか言われんの意味分からんすぎる。後述するけど、アホ…なんよな…(伏せられてない)
アフタートークで、菅原さん(10号)はこっそり能登さん(1号)に謝ってるらしくて本当に良い人だよ…。能登さん曰く、もう1人の10号・逸人さんは「そんなことしない」とのこと。笑
話が逸れたが、「ならあなた(10号)がやればいい!」ってふてくされてたのは確かに子どもっぽいかもしれない。そんな状態でも話し合いは続き、証拠品の要求などは陪審員長の役目であり、結局陪審員長はこの1号にしか出来ないので、やり遂げるしかないんだよなぁ。話し合いの様子も見ながら聞きながら投票の際には自分の意見もきちっと言うし、本当に真面目な方。
ネクタイの柄が気になりすぎた。色んな柄や模様が2列にランダムに配置されてた。オシャレだ。
2号(菊池拓帆)
気弱な人。たぶん、理路整然と有罪意見を述べる4号を見て、休憩時間中に自分の考えを4号にだけ吐露したのかな、と思った。それを全員の前で言えば?って一蹴されてたけど。
あと、わりと自分の意見がない。最初とか途中とかで有罪の理由を聞かれて特に根拠なく有罪です!って言ってたり、8号が無罪の意見を述べ、それに対して3号が怒りまくったあとの投票時には「すぐに怒るから(だから無罪に投票する)」みたいなことを言ってたりして、よくよく見てるとだいぶ無神経な態度にも見えるかも。とは言えナイフの傷(角度)についての疑問を提示したりもしてたので、一概に無神経とは言えない。少なくとも7号よりは考えてる。
ちなみにアフタートークで、菊池さんは「(座席的に)後ろにお客様(通常席)がいらっしゃるから、僕が座っていることで対面のキャストさんが見えなくならないようにちょっと椅子に浅く腰掛けたりしてた」というようなことをおっしゃってた。気遣いの人…。
3号(納谷真大)
うるせえ。違う違う、最後まで有罪を主張する人。通常席からは見えなかったのだが、舞台上席から観劇した際、8号の無罪の意見を聞いてるとき、ものすごい貧乏ゆすりしてた。聞いてはいるけど腹立って仕方ないって感じがありありと伝わってきた。この人、怒って騒いでの印象が強いけど、反対意見(無罪の意見)もちゃんと聞いてるのが意外というか。最後にひとりで有罪意見を感情のまま喚きながら叫んでたけど、結局はもう「合理的疑問」が出ているのは明白なのが分かっているから最後には「無罪だ」と言うしかなくなって、座り込むその背中が無性に悲しかった。
4号(水津聡)
理路整然と有罪意見を述べる人。1番冷静だけど、時折イラつきすぎて叫ぶのを堪えたあとに意見を述べてたシーンがあったように思う。あくまでも冷静に。自分が人に言った手前、それを破ることは出来ないって考えもあるだろうし。反対意見(無罪の意見)にしてもやはりきちんと聞いているし、納得している部分もあるけど、有罪・無罪、それぞれの意見に左右される人たちとは違い、4号の中での1番の有罪理由が覆らない限りは確固たる信念を持って有罪の理由を述べているから説得力があるのだろうなと思った。し、だからこそ迷う人は迷ってしまうのだろう。(意志の強さに関しては8号も同じ)
あと、単純に中の人のスタイル良すぎませんかね、腰の位置高ない?()
5号(梅原たくと)
貧民街出身の青年。10号の「ああいう奴ら」発言にブチギレてる。被告と同じ貧民街出身だから、一緒くたにされてると感じるだろうな。1回目見たとき、ブチギレた瞬間にびっくりしたから、2回目見たらちょうど5号の表情が見える席で、表情見てたらブチギレる瞬間に眉根寄せてたので本当に芸が細かい…。ナイフの傷(角度)についてのシミュレーションのときのナイフ捌きが素晴らしい。貧民街出身だから、ナイフは日常で使うもの、と言うだけあって手慣れてる。8号もそれなりにナイフの持ち方変えたりしてたけど、やはり5号には敵わない感じだった。すごい。
あと個人的にあの帽子好きですね。
6号(山田マサル)
お年寄りに優しい人。ちょっとおちゃらけた感じで、評決に関してはなにも考えてなさそうに見えるけど、分からないことは聞いてみたり、実況見分(的な実験)にもきちんと参加していたりするから、生半可な気持ちで陪審員になっているわけではなさそう。それにしても、9号に対してぞんざいな口を聞く面々に啖呵切るのはすごかった。啖呵切ったあと、9号に意見を述べるよう促すときはものすごい優しい顔になってたのもまたすごい。
7号(瀧原光)
帰れ。違う違う、早く帰って野球(ナイター)見たい人。早よ帰ればいいのにな。前もって言っておくと、私は7号が無理。そういう感想になるのでお気を付けください。瀧原くんにはなんの悪感情もないですが7号は無理。
早く終わる方に付きたい印象。有罪が多ければ有罪、無罪が多くなれば無罪。早く終わらせたいわりには煽る。煽ったら人の意見変わると思ってるのか?あと、こういった議論には仮定が必要なのだが、「もし」が7号の怒りスイッチワード。いや仮定の話しないと議論にならないんだが…?まあ議論長引かせられたら野球見に行けないもんねぇ???早く終わらせなダメだもんねぇ???人の命より野球だもんねぇ???8号に聞かれてちゃんと答えてなかった気がするけどそういうことだもんなぁ?????(ブチギレ)私がブチギレてしまってダメだ。
いよいよ無罪が有利になってきて、じゃあ無罪〜って言ったら無罪側の11号に「何故無罪に変えるのか、ちゃんとした理由を言え」って言われててちょっと勢いなくなってるのな。理由ないもん。一応「合理的疑問が出たから」って言ってたけど。はー無理。()
8号(小林エレキ)
1番最初に無罪を主張する人。圧倒的に「有罪確定」の雰囲気の中、「無罪」と口火を切ることになるので、話し合いが始まる前に、窓の外を見て決意を固める表情をしているのが見れてとても良かった。最初こそ簡単に評決を出して良い事件じゃない、という理由だったけど、だんだんと合理的疑問が出てくる展開になるのが面白くもあり不思議だった。いつどのタイミングでどうなっていくのかを把握するためにも何回も見たくなる。
机に刺さっている証拠品のナイフの横に、自分が買ってきた証拠品と同じデザインのナイフを突き立てるのがあまりにもカッコ良かった。推し補正は入ってる。()
机に刺さった証拠品のナイフに注目が集まってる中、ポケットからナイフを出してその横に突き刺す、という動作が流れるように自然ですごかった。
7号が「(有罪無罪)どっちでもいい」て言った瞬間にバン!て机叩いて怒ってくれてありがたかった。他にも7号が11号(移民)に対してなめ腐ったこと言うのにも怒ってたし、「謝ればいいんだろ、悪かったよ(棒読み)」に対して「……そうだ、それでいい」って言うのにちょっと驚いた。まぁそうか、謝罪案件だからそれでいいのか。絶対あいつ謝ってないけど(偏見)(偏見ですよ!!??ちょっと!??)
ひとり無罪を主張し、逆風(主に3、7、10)にも毅然と立ち向かい、自身の主張に同意する人も出る中、最後に3号が無罪だと言い、判決は無罪になったのにあの空気の重苦しさ。有罪確定だったのが覆ったが、結局被告の少年は有罪なのか無罪なのかははっきりしないし、もし本当に真犯人だったら殺人犯を世に放ってしまうことになるし、あまりにも陪審員たちの責任が重すぎる。劇中でも言っていたが。検察と弁護士は仕事して。(結局冒頭の感想を述べてしまう)
9号(山野久治)
お年寄り、最初に8号の意見(無罪)に賛成する人。杖をついて歩くのもゆっくり。帽子を取って挨拶する様が紳士的。上品な物言いでたまに煽ったりしててギャップがすごい。11号が「裁判を受ける権利は自由な国の特権だ」みたいなことを言ったときに「ありがとう。私たち(自国民)はすぐにそういった(当たり前に与えられている)ことを忘れてしまう」と述べる腰の低さが印象的。
でも最後に、4号のメガネの跡について話そうとするけど、突拍子もなく言うから他の陪審員に話を遮られそうになったときに初めて激昂していたように思う。これで思ったことは、1950年代当時のメガネって鼻あての跡が鼻に付くんですか?ということ。()
そして最後、廊下出たあとに杖もつかずに来たときよりもスタスタと帰っていて、おやおやこれでは証言者の老人ももしかするとこれぐらいのスピードで歩ける可能性あるかもってこと!??になってしまってさあ大変。面白くなってきました、というところで終わり!?!?舞台終わってしまったな!!!?おもろい……。
10号(菅原永二)
偏見の塊。鼻炎の人、というのを前情報で聞いてたけど、途中からそんなに鼻かんだりしてなかった。気がする。鼻かんでなくても、鼻を気にしたりしてたのかな?夏に花粉症?(ただの疑問)
貧民街の人たちのことを「ああいう奴ら」でひとまとめにしてる。あなたの過去になにがあったの、興味ないけど。()
1号の進行の仕方にイチャモン付けたり、そのあとも「投票しますか」て呼びかけられて特に反対もなかったから投票して、その結果気に入らんかったからって「俺は投票に賛成してない」て言うけど1号に「投票に反対しなかったじゃないですか!」て言われててアホ。その通り過ぎる。
被告の少年のことを「ああいう連中の言うことは信用ならない」て主張してるけど、8号に「証言者たちの言うことは信用するんですね、あなたからすれば証言者たちも【ああいう連中】なのでは?」ということを言われてて「意味が分からない」とか言っててアホなのか図星なのかどっち。
最終的に論理的な主張もなく「ああいう連中」ばっかり言ってて偏見ひどすぎて誰も口聞いてくれなくなってしょうがないよね、という気持ち。
菅原さんの佇まいからなのか、なんかちょっと品がある10号だなぁと思った。逸人さんはどんなだったんだろうか。
11号(戸澤亮)
移民の人。ヒゲがすごい。すごいけどちゃんと整えられてる。移民というだけで7号や10号からなめ腐ったこと言われてるけど、ちゃんと証言者のメモをしてたり、それに基づいて自分の意見や疑問点を言ったりしていてとても好感が持てる。有罪側にいるとき、有罪に不利になりそうな疑問であってもきちんと検証しようとしていて良い。
後半、7号が無罪に変えると言い、表現がおかしいが味方が増えるというのにきちんとした理由を求めるのも素晴らしい。確かにふざけた理由で味方になられても説得力がなくなるものな。本当にきちんとしている。
12号(明逸人)
広告代理店の人。わりと後半まで有罪側。仕事柄取り仕切ろうとしたり、ブチギレた1号を宥めたりもしていて人が良さそうに見えるが、ちょっとお年寄りには優しくない、というかちょっと下に見てるかも?9号が意見を述べたことに対してなにか反論した際に、9号の後ろに立ってた6号が12号のことをすごい顔で凝視していたのに気付いて語尾だけちゃんと敬語に直してた、という素直さはある。
座席決めるときに、自由で良いって言われて「じゃ僕はここにしちゃおう」ってすぐ決めて荷物を机の上に置いてたのがなんか好き。あと、最初に無罪主張の8号に他の有罪主張の皆さんでプレゼンしましょう〜って提案するあたりがとても社会人。
話し合いが終わって部屋を出る際に1号に握手求めてたのも印象的。1号はちょっと戸惑いながら握手してたけど。笑
ウワーーーーーッすごい書いた。これ読んでくれる方いるのか…?いたらばありがとうございます。
この舞台は本当に色々考えさせられるので、観劇した方たちで話し合える機会があるととても有意義なものになりそうですね。Wキャスト見られた方はキャストによっての人物像の印象も違うでしょうし。
私の感想は浅いも浅いですが、とても良い舞台を見られて良かったです!大満足です。
それでは、これにて。
