小さな神たちの祭り 3.11

 

タイトルの

小さな神たちの祭り

は、昨年の11月にTBCテレビにて放送された、2011年の東日本大震災をテーマにしたSPドラマ。主演が、宮城県出身の千葉くん。話の舞台も宮城県のとある町。

これが放送されてる当時は知らなかったけど、つい先日BSで放送されたのを録画していたので先ほど見たのです。以下、感情の思うままにこのドラマの感想を綴っていきます。きっとネタバレもしてしまいそうなのでご注意を。

 

 

 

 

 

 

 

このドラマを見た人の感想なんかを探してみると、みんな一様に「とても良い」と言っていて、頭では分かっていたものの、やはり震災の、それもまだ10年も経っていない災害の話なので録画したは良いもののなかなか見る勇気が出なかった。しかしタイミングというかたまたまなのか、今日3月11日、この日に見ないでどうするかと思い、意を決してようやく見ました。

こんなに被災者遺族の心の重荷を軽くしようと思わされるドラマが過去にあっただろうか。

主人公にちょっと不思議なことが起こるんだけど、それが本当に救いになるというか。亡くなった方たちが、その当時の姿のままで、今まで通り幸せそうに日々過ごしているのです。あの世で。

そこで、主人公は亡くなった家族と言葉を交わして想いを知れて、現世でようやく幸せになろうと、そして父親の跡を継いでイチゴ農家になろうと決意するのです。

私の文章では全く上手くまとめられないしなんなら書こうとしてドラマを思い出してはまたしても泣きそうになる始末。これではなんも書けん。

このドラマが今度はいつ放送されるのか、される予定があるのかさえ分からないし円盤化されるのかも不明なんだけど、見れる環境にある人には是非とも見ていただきたい。東北の人に限らず、災害大国日本人全員が見てほしい。いや、災害だからというのも関係ない。

何気ない日が毎日あるというのは本当に奇跡なんだと思いました。劇中にあった、「みんなは364日、震災のことなんて忘れてる」という言葉、かなり突き刺さりました。その通りで、その日に近くならないと基本的にはあまり思い出さないもので。ここで当事者でもない私が偉そうになにか言うのも憚れるので言えることが限られる。

実はこの主人公と全く同じ年齢の私なのですが、専門学校入学式ではやはり黙祷を捧げました。黙祷をしながら「もしかしたらこの新入生の中にも東北出身の方がいるのかもしれない」と子どもながらに思っていたものです。

 

さて、いよいよ話がまとまらなくなってきましたので、このあたりで終わりといたしますが、Twitterでもよく流れていますが、Yahoo!で「3.11」と検索すると10円募金されるということですので、皆さん良ければ検索してみませんか。既にされてる方も大勢いるとは思いますが。せめてもの、ささやかな支援ではありますが、力になれるのであれば。

 

今日のところはこれにて。

日々大切に、生きねばいけませんね。本当。