大泉洋リサイタル

 

2024年も明けておりましたね。お久しぶりです。

さて、タイトルのとおり、「大泉洋リサイタル」の感想を綴っていきます。私は大阪公演2日目と武道館のライブビューイングに参加しました。大阪と武道館との違いなんかも織りまぜて書いていこうと思います。もちろんネタバレありです。

 

まず、全公演通してセットリストが変わるということを知らないので大阪でなに歌ったかとかあんまり覚える気がなかったんです。他の公演も一緒だろうなぁとタカをくくってました。ところがどっこい、大阪公演というのは、年始に起こった石川の大地震の1週間後にありまして、お客様の中に石川から来られてた方もおりました。宮城公演(12月)から大阪公演までに洋ちゃんも紅白とか紅白とか忙しかったと思います。その中に石川の地震。これを受けて、洋ちゃんは大阪公演で「見上げてごらん春の空を」を歌ってくださいました。きっと急なことだったと思います。ステージの大画面にはずっとその場で歌う洋ちゃんが映されていました。VTR的なものの用意を出来ないほど急いでこの曲を歌うことにしてくれたのだと思います。「舞台(下荒井兄弟の、スプリング、ハズ、カム。)では、最後まで歌うことが出来ないこの歌ですが、初めて最後まで歌いたいと思います(ニュアンス)」と。大阪公演まで参加していたギターの方の弾き語りでのこの歌。最高でした。

さて、武道館でのMCで言ってた「大阪はおっさんが多い」ですが、これ大阪公演2日目にはもうMCで話していました。昨日のことを次の日に話すほどの衝撃だったんですね、前列におっさんが多いというのは。笑 ちなみに、「今日もおっさん多いな!大阪はあれかい、おっさんが多いのか?」wwwwそうしましたら方々から野太い声で「洋ちゃーん!」と。楽しかった笑

武道館でのMCで、「北海道は年配の方が多い」って聞いた瞬間に、やっぱり昔から洋ちゃんを知ってる方が多いから年配の方が多いんだろうなぁとほっこりしました。

セトリが違うという話なんですけど、大阪は「見上げてごらん春の空を」がありました。宮城ではクリスマス時期だったこともあって、どれだか分かりませんがクリスマスソングを歌ったそうですね。福岡は分かりませんが、札幌ではなんと「手漕ぎボートは海を越えて」を、ミスターも出てきたとか!やっぱり故郷はすげぇや。ちなみに函館市長からのお花もあったとか。札幌なのに函館から…(兄ちゃん)すげぇ。

となるとですね、武道館は違いすぎました。まずスタートが「TOKIO」だなんて聞いてない(それはそう)。あの3Dフィギュアのマント姿で出てくるとは思わなかった。カッコ良かったなぁ。手漕ぎボートも歌ってた。「見上げてごらん春の空を」は歌ってなかった。これ大阪公演かなり貴重だったのかもしれない。武道館限定の曲を歌うぜー!って言って歌ったのが「Man In The Mirror」(マイケルジャクソン)。いやもうモノマネでしか聞いたことないそれをww最初こそ笑ったし例の「アドワンニャン」聞いても笑ったし連発する「FOO」も笑ったけど、結局聞かせてくるからすごいのよ。ふわふわした白いジャケットも良かった。

あと、メインである「どうでしょう軍団(ディレクター陣)による大泉さんのトイレタイムVTR」。安定のどうでしょうスタイルで面白い。普通に面白いんだけど、この最初のVTRのあとに歌うのが「自動車ショー歌」なのが天才すぎる。藩士であれば「おおおぉ明石海峡大橋が見える!!」だし、洋ちゃんの歌を知らん人でもこれは知ってるであろう曲だし、これで一気に会場がさらに盛り上がったもの。そのあとは懐かしの昭和ソングが続くので、1人たりとも置いてかないぜというのがひしひしと伝わった。

 

「ハナ~僕とじいちゃんと」ですが、大阪公演は普通に歌ってました。私たち観客にも歌わせてくれました。武道館は違いましたね。洋ちゃんを知る人であれば、あの人が楽器を演奏するところなんて見たことがないんですね。なのにピアノが出てきてそこに座る。「???そんなまさか?」と思ってたらおもむろに弾いた洋ちゃんですが、手がもつれてしまうハプニング。「練習では1回も失敗しなかったのに」と本人も後々言っておりましたが、ここぞというときに手が思うように動かなかったのは、ものすごく焦っただろうなと。ライビュで見ておりましたら、洋ちゃんの手がすごく震えていまして、あのときだけは武道館でも各ライビュ会場でも、全国から洋ちゃんにエールを送っていたと思います。固唾を飲み、洋ちゃんなら出来ると信じて画面を見るしか出来ませんでした。そしてやはり大泉洋という方はすごい。結局弾けちゃうんだもの。7回くらい手が上手いこと動かなかったということですが、そのあとは最後まで弾いて歌ってさすがです。両手で弾くだけでも難しいのにそこに歌も乗せる。並大抵の努力じゃないです。「京都の撮影してホテルに帰ってピアノの練習。YOSHIKIかという生活」をするぐらいの努力を。洋ちゃんは相当に悔しいと思いますが、なんでもこなせるサイボーグじゃなくて、焦りや戸惑いの感情もある私たちと同じ人間だということに親近感を覚えましたし、あのプレッシャーの中、最後はちゃんと弾くことが出来る素晴らしさを目の当たりに出来たことが本当に幸せです。「ピアノでハナを弾き語りしたらファンの皆が喜ぶかなって思ったのに」というファン想いなところも好きです。ありがたい…。

最後の最後はマイクなしで「ありがとうございました」って言ってて「舞台役者の声量だ~~!」と感動してました。(残念ながらライビュ会場では聞こえなかったですが)

本当びっくりするほど楽しかったです。ご両親とみっちゃんの新エピソードも聞けたし、福山先生の話題も出たり、歌は上手いし脚は長いし話は面白いしピアノ上手くいかなくてヒンヒンしてるのも愛らしい。生の洋ちゃんというのは大変魅力的でしたね。いやあーー、出来る範囲でいいから円盤化してほしいですね。

最高に楽しかったです!洋ちゃんお疲れ様でした!ありがとうございました!!!