おかえりモネの感想

 

今日は、つい先日最終回を迎えた朝ドラ「おかえりモネ」のふわ~っとした感想を綴っていこうかと思います。と言いつつだいぶ長くなります。

 

私の生活では朝ドラを見る習慣が基本的にないので、なぜこの「おかえりモネ」を見ることになったのか。

それは西島秀俊さんが出るから。ただこれだけなのです。もうひとつ言うなら、主役の清原果耶さんの「なつぞら」での演技を知っているのでこれは良さそうだと思ったことでしょうか。ちなみにこの「なつぞら」を見た理由も、TEAM NACSのメンバーが出るからという理由だけで見たものです。

あと、私の情報として木の家具がとても好きです。もうひとつは菅モネ推しです。もう分かりますね。

 

まず登米編。宮城の地域なんて仙台市多賀城市(これは千葉くんの出身地)、それこそ気仙沼くらいしか知りませんでしたので、新たに宮城の知識を得た気持ちでした。

最初こそ西島さん演じる朝岡さんが出ていましたが(石ノ森先生の作品コスしてたの激烈にかわいかったですね懐かしい)、朝岡さんは東京の人なので帰京しちゃうと出てこなくなります。

こうなると「なにを楽しみに見ればいいだろう」と思ってしまうわけです。ところがどっこい森林組合ですよ、木ですよ、こ~~~れはワクワクしちゃう。結局のところ森林組合でのお仕事なんかの話もあり、興味津々で見ていました。学校の勉強机作る話なんて見てて物凄く楽しかった。無垢材で出来た天板の勉強机うらやましすぎるぞ小学生~~~いいねぇ!!!

この頃の菅波先生(坂口健太郎さん)というのはいわゆる「塩波」と呼ばれる頃で、朝ドラの定義みたいなのもよく知らないですしモネの幼馴染にキンプリ(永瀬廉くん)がいましたので「ひっつくのはキンプリだな」と思っていました。なので菅波先生のことなんてなんとも思っていませんでしたね。

最初の頃の先生は「「あなたのおかげ」という言葉は麻薬です」という名言があるように本当に「正しいけど冷たい」。この通り、冷たいけど至極本当のことで、聞いているこちらが「ウッ、反論の余地もない、きつい…」とはなるけど不思議と先生に嫌悪感を抱くことは1度もなかったですね。まだ大人になりきれていないモネに対して、きついけど正しいことを伝えてくれる人というのは本当にありがたい存在なんですよね。

そして話を見ていくうちに先生はモネの気象予報士の勉強まで見てくれるじゃないですか。絶対優しいですよね。

そんな2人のことを陰から様子を伺っている森林組合の面々に対して私は「いやいや、その2人はそういうのにはならんてww」と思ってたのですが、森林組合の面々の見る目が正しかったのでした。恐れ入りました。

 

東京編になる頃には登米編があまりにも気に入りすぎて「モネ東京行かないで~~」とさえ思っていました。のめり込みすぎです。

東京編になりましたらいよいよ西島さんです!いいぞ~~死ぬ気配のない西島さんは貴重です(そうじゃない)。

東京編の途中からモネが一気に垢抜けるのがすごかったですね。お綺麗なんだもの…。そうこうしてるうちに、のちのプロポーズ現場にもなるコインランドリーで先生と再会です!!やったーー!!

このときの私の感覚としては「登米編でずっと見てた人物だ!懐かしい~」です。全然恋愛がどうこうとは思っていませんでした。相合傘帰宅くらいから悟ります、私は。

一緒に仕事をしだして相合傘帰宅をして数日後に先生の過去を聞くことになります。そのときモネが先生に「手当て」をするわけですが、手当てをされたときの先生の表情を見て「あ、この人恋に落ちた」と感じましたね。

あさイチに坂口さんが出た時に恋愛バロメーターみたいな表で手当てのときに恋に変わったというようなことを言っていたので、やっぱりなぁと思ったものです。

いやぁ先生とお幸せにな!と思ったら今度はモネが気仙沼に帰るっていうんだもの!せっかく東京編にも慣れてきたのに!?先生は先生で今度は東京だあ!?遠距離…。

 

そして気仙沼編です。あ、アウェイ感がすごい……きつ…。このドラマはところどころで「きつい」ことが起こるので身が持ちません。仕事のことだ、震災のことだと色んなことが起こった気仙沼編。でもそれも全部綺麗に収まって良かったと思った矢先の現実。コロナ禍。菅波先生は呼吸器外科。

最終回の数年後。海の「波」の音がするとそこには2年半ぶりの「菅波」先生。今まで猫の鳴き声で登場していた先生だが海の「波」の音で登場するとは。

モネが振り向いた先の先生の姿を見ただけで「ああ、このコロナ禍で戦い続けて生還したお医者様だ」と思うと自然と涙が出るのを抑えきれなかった。

そのあとの「太陽が久し振り」「2年半会ってない」モネの「(触れ合って)大丈夫なんですか?」、そのセリフだけで今我々が過ごしている現実をモネたちも過ごしてきたんだなと。

2年半ぶりの「抱擁」、モネの労いの言葉に対して弱弱しく、少し泣きそうにも聞こえる声で「うん」と言う先生。これを見ると今も頑張っている医療従事者の皆さんの為にも私たちは感染対策をしっかりと続けなければと強く思いました。

ちなみに東京編で先生がモネに渡したサメキーホルダー(付きの鍵)、登米編の森林組合のモデルになったもくもくハウスさんがドラマをみてそれを似せて頑張って製作したサメキーホルダーが、なんと最終回の日に届きました。これは作るの大変ですよ。ありがたい限りです。お値段がお手頃すぎるのが心配です。

 

とまぁ長くなりましたが、本当に爽やかな朝を半年間過ごせました。見れて良かったなと思います。西島さん様様です。

願わくは、菅モネのその後とか続編とか特別編みたいなものがあるとすごく嬉しいものです。

 

今回はこれにて!